過食からの気づき
私は過食衝動が止まらないとき、この文章を何度も何度も読み返しました。
https://resonanz360.com/2013/06/12/toni-packer/
衝動を止めようとすることもなく、抵抗することもなく、ただただその依存行動と共にあるとき、そこには葛藤も自己嫌悪も改善すべき何かもありませんでした。
ただ、衝動が起きるがままに食べ、やんだら終了し、食べたくなったらまた食べて。
何にも逆らわず(というか逆らえず)、ただ起きるがままに全てを任せていたら、あるときふと「今、食べているのは誰なんだろう?」と思いました。
食欲も、
感情も、
次の瞬間に湧く思考すらも、
自分ではコントロールできないんだ、
という時事を知ったときは衝撃でした。
全ては自然に、自動的に、起こり、変化してゆく。
そして、私は変化に次ぐ変化をただひたすら見ているだけの存在なんだと知ったとき、もはや摂食障害を治す必要すらないのだと知りました。
そうしたら、なぜか逆に治りました。
私が人に話すときは、「ヨガしたら治ったよ!」「カウンセリング受けたから治ったよ!」って言います。わかりやすいから。
でも、実際のところは、何かをしたから治ったわけでも、私が自分の意志で治したわけでもないです。ただ、そうなったというだけです。
だから、何か依存的行動に悩んでいるとき、あるいは自分の行動について困っているとき、
それをしているのは誰なのか?
行為者は本当に存在しているのか?
をよくよく注意深く見ると、ほとんどの場合が放っておけばいいことがわかります。